NHK大河ドラマ「光る君へ」18話感想

2024年5月6日月曜日

感想文

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七日関白

道隆亡き後関白となった道兼だったが、拝命直後に倒れる。
せっかく心を入れ替え、道長と共によい政をしようとしていた矢先に。
関白就任からわずか七日で世を去った道兼。み、短い!!
三日天下とはよく聞くが、七日関白とは…
ちょっと~、運命~!

病床で念仏を唱えかけ、「こんな自分が浄土へ行くつもりか」と自嘲する道兼。
まひろの母の命を奪い、それをネタに父兼家から汚れ仕事を押し付けられる事になった道兼。父への愛憎や他の兄弟への嫉妬に苦しむ姿は、哀れで憎み切れなかった。
それらを乗り越え、関白として真面目に政に励もうとしていたのに、無念だっただろう。
為時とまひろも、かつて恨んだ道兼の死を悼む。

しかし数日でもいったん道兼が関白となったことで、道長への流れができたことに意味があるのだな。
そして「道長の活躍を早く見たいから、道兼の所は早回しで」的な道兼カット、歴史の流れが視聴者に寄り添っている。ひどい。
関白の地位は空席のままで、内覧と右大臣を任ぜられた道長が公卿のトップとなった。
母と妻の板挟みとなった、一条天皇の苦悩がにじむ人事である。

道兼死去直後は「ラッキー、やっぱ次の関白は俺様っしょ!」と余裕ぶっこいていた伊周だったが、内覧の地位を道長に奪われ、妹である中宮・定子に八つ当たり。
小物ぶりが最高。
父親そっくりの「皇子を産め」コール、嫌な親子だな。ぶん殴りてえ~。
かわいそうな定子様。
涙ながらにアンチ伊周、道長推しを訴えた国母・詮子の勝利。

思い出の場所で

道長の出世を喜ぶ妻たちをよそに一人、昔まひろから言われた「道長様は偉くなって政をする使命があるのよ」という言葉を思い出す道長。
思い出のあばら家へ足を向けると、奇遇にも同じ思いで来ていたまひろの姿を見つける。
見つめあう二人。
飛びつくように抱き合った思い出がフラッシュバックする。
「昔の己に会いに来たのね」
でも、今語る言葉は何もない。
かつて寄り添った場所で、無言で道長の横を通り過ぎるまひろ。
せつない…!

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70年代生まれのアラフィフ女子。 インドア派。

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