朝、化粧水の後に日焼け止め成分の入ったクリームを塗っている。夏以外でも気楽に一年中UVケアができていい。
日焼け止めを塗り忘れることはあっても、これは乳液的に使っているから塗り忘れない。
愛用しているのは、肌ラボ 極潤UVホワイトゲル。
SPF50+++で、サラッと伸びて塗りやすくしっとりする。
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しかしいつも買っている店で急に取り扱いがなくなってしまった。
やむを得ず、似たような製品の50の恵 朝の紫外線対策クリームを購入。
極潤と同じくSPF50+++で、ロート製薬から出ているのも同じ。
しかし「50の恵」って、商品名からしていかにも中高年向けな感じがして抵抗がある。有効成分が50種類入ってるという意味らしいが、50代以上向けなのかな…と思ってしまう。イメージキャラクター沢口靖子。
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いざ使ってみると、なんだか質感が重く塗りにくい。そして塗り伸ばした直後は顔が真っ白になる。白いのはペタペタ手のひらで馴染ませているとやがて消えるが、極潤と比べると違和感がある塗り心地。この違いはなんだろう。
白くなると言えば、日焼け止めで塗ると白浮きするもの・しないものがあるな。あれと関係しているのか?
そこから調べてみることにした。
日焼け止めには2種類ある
日焼け止めの成分には紫外線散乱剤・紫外線吸収剤の2種類がある。
それぞれの特徴は以下の通りである。
紫外線散乱剤(ノンケミカル)
成分:無機物(酸化チタンや酸化亜鉛)
効果:無機質成分そのものが紫外線を跳ね返す
・白くなる
・伸びが悪い
・肌への負担が少ない
・汗や水で流れなければ効果は持続
紫外線吸収剤(ケミカル)
成分:有機化合物(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル等)
効果:有機化合物が化学反応を起こして、紫外線を別のもの(赤外線や熱エネルギー)に変える
・白くならない
・伸びが良く肌なじみが良い
・肌の上で化学反応が起こるため、刺激になる場合もある
・紫外線防御力が強いが、化学反応する分 効果の薄れるのが早い
参考:紫外線 散乱材と吸収剤
これから考えると、じゃあ50の恵は散乱剤、極潤は吸収剤が使われている?
両方の成分を見比べてみた。
【極潤】
・散乱剤:酸化チタン
・吸収剤:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
ポリシリコーン-15
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
引用:ロート製薬 商品情報サイト |
【五十の恵み】
・散乱剤:酸化亜鉛
・吸収剤:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
引用:ロート製薬 商品情報サイト |
…おや?予想と違った。
極潤・50の恵どちらにも散乱剤・吸収剤の両方が含まれている。白浮きやきしみ感が強いという酸化チタンは、むしろ極潤の方に使われてるし。
じゃあ50の恵の何が肌を白っぽくさせてるんだと思ったが、今日ドラッグストアでハンドクリームのユースキンをお試しで手に塗ったら真っ白になったので、白浮きさせるのは日焼け止め成分ばかりではないようだ。油分の量かもしれない。
ということで、その時の気分で好きな方を使おうと思う。
ちなみに、腕など体に塗る普通の日焼け止めはニベアUVウォータージェルを愛用している。ポンプタイプでガンガン使えて便利。
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改めて調べてみると、こちらの成分は紫外線吸収剤のみ。なるほど、確かにサラッと塗りやすく白くもならない。
これから日焼け止めを選ぶ時は、成分の違いも意識して見てみよう。
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